映画

ハウルの動く城
やっと書く気が起きたので一言。
この作品は「スチームボーイ」と比べる作品であって、そこから大友克洋と対比させ楽しむ作品だと思うのよ。
監督自身が持っているブランド力、アニメータ、背景,CG等の人材層の厚さ、音楽、配給会社のパワーとか

追加〜
こだわりの点では、スチームボーイのあの蒸気、メカの方が断然上でしょう。宮崎さんが動く城を描きたいという情熱だけで作ったのだとしたら・・・。
音楽の久石譲はさすがですね。彼だけで世界を表現できるぐらいの壮大さを感じますが、果たして今回の作品とマッチしているかは疑問です。個人的には音楽が前面に出されてきて(冒頭シーン)邪魔している感じを受けました。
アニメーターの演技力?というのでしょうか、ソフィーが帽子を作るシーンの描写は好きですが、彼女の声に衝撃を受けて(一緒に見に行った友人に話しかけたくなるぐらい)
違和感を感じました。


スタジオジブリってどうなってんすかね?
人材が流出しているという、映画に対して不必要であやふやな情報を持っていたために、粗捜しというか・・・正しくない観かたをしてしましましたが、私が受けた感想としては落ちていたような気がします。
どこがどうって訳でもないんですけど・・・先入観というものは怖いですね。

この映画に対する私個人の評価「全速力の駄作」
いや、話があっちこっちに飛んで自分でも読みづらいのですが、そんな感想です。
この映画は何を伝えたかったのか、私には分かりませんでした。
恋愛を描こうとするならば、ソフィーとハウルの人物描写に力をおくべきで脇役は邪魔です。
反戦を訴えるなら、戦争の被害者である一般の人々に重点を置かなければ、ラストの方の先生の台詞が生きてきません。
無論、「ほたるの墓」を超えることは出来ません。
それでも、興行的にいい数字を出しているらしい。
・・・・・すごいね宮崎パワーは。
彼がなくなった後はどうなるのかなジブリは?
実験的なアニメや人材育成を氏が存命中にやられては?などとかなり冷めた意見。
「アンダルシア」とか「猫の恩返し」とかやっていたねそういえば・・・。