二の足

勇み足、たたら踏み。
午後三時過ぎ、不思議な夢を見た。
中学校の改築がはじまりる。
まだ足を踏み込んでいない場所に行きたくなり探索に出かける。
気が付くと辺りは新校舎になり、卒業式の日になっていた。
新校舎の屋上に登り景色を眺めていると、高校生になった自分がいた。
いつしか高校生になった自分は梯をよじ登り窓の外を眺めると、町並みが広がっていた。しかし何処の町なのかも思い出せない。
目を凝らしてみると隣にもう一つ体育館が見えた。
柵も何もない一本道を這うように進むと、何もない人の気配だけがする道場だった。