はぁん

激しい怒りに甘美で醜悪な幻想を絡め飲み込んだ言葉は、消化もされず体内に異物として、いまだ存在した。

この不安定でマーブル色した感情の逆流を、あるべき罪として受け入れ、私の一部となった。

個性という名では受け入れられない色彩をもてあまし、人に紛れて今日もやり過ごす。

秘すること、黙することを唯一の武器として